橘田幸雄(きったゆきお)イラストレーター1949年生まれ 岐阜県出身。
人物、風景、動植物をはじめSFロボットまで多岐にわたるイラストを描く。現在は西荻窪界隈で活動中。
今回、エルガイムと久しぶりの再会では、当時の作業の記憶がよみがえってってきます。
「おー!相変わらず凛々しいねえ、いや、積もる話もあるからさ…」といった感じでしょうか。
イラストの彩色はエアブラシからPCになりましたがテイストはなるべく当時のエアブラシの感じを活かせるように心がけました。
イラストの打ち合わせの折にバッシュの商品前のサンプルを見せていただいたのですが、
組み立てプラモデルに慣れ親しんでいましたので、この重量感と金属部などのリアルな出来栄えが半端じゃないですし、
存在感のある作り込み具合にはかなりおどろきました。
80年代を代表するサンライズロボットアニメのひとつ『重戦機エルガイム』。
いわゆるリアルロボット路線のアニメ作品群の中でも、その世界設定やデザインは他に類を見ない存在感
を放っており、特に人型メカ「ヘビーメタル」のデザインコンセプトは以降のロボットアニメにも多大な影響を
与えたことで知られる。
この「ヘビーメタル」の魅力を立体で再現すべく、放送当時から様々なホビー商品がラインナップされたことも
本作の特徴と言えるが、完成品トイのフラッグシップアイテムとして、当時新たなブランド名を冠して誕生した
のが「HI-METAL(ハイメタル) 」シリーズ第1弾のエルガイムであった。
「HI-METAL」は、当時まだ少なかった大人向けハイエンドトイブランドとして、
外観の再現度や可動ギミック、複合素材、高級感のあるパッケージといったポイントを追求。
エポックメイキングなトイとして歴史に名を遺す存在となった。
2020年、その「HI-METAL」の名を継承する
最新完成品ブランド「HI-METAL R」で、ヘビーメタルがよみがえる……!!
約1/100スケール相当のサイズ感で立体化、2011年発売の「ROBOT魂 <SIDE HM> エルガイム」の約1.5倍の大きさ
(上画像のシルエットがROBOT魂のサイズ)。そして、このサイズの「バッシュ」は、マスプロダクトとしては初の商品化となる。
©創通・サンライズ