魂ブログ 世界で人気!S.H.Figuarts『NARUTO-ナルト-』シリーズ最新アイテムレビュー
2022-07-22 11:00 更新
世界的人気の『NARUTO-ナルト-』。シリーズ再始動したS.H.Figuartsも、日本だけでなく世界各地域の皆さんにご好評いただいています。
2022年6月27日にInstamashiiで行った特別生配信では、フィギュア写真家のNOSERAIN氏とフィギュアレビュアーのRockchala氏をゲストに迎え、現在展開中のS.H.Figuarts『NARUTO-ナルト-』シリーズについてご紹介しました。
(下記は配信番組の告知画像)
以下はRockchala氏による配信レポート記事です!
シリーズ第3弾「S.H.Figuarts 春野サクラ -師匠譲りの負けん気-」が7月23日発売となるS.H.Figuarts『NARUTO-ナルト-』シリーズだが、まだまだラインナップは増える予定とのこと。今回のInstamashii配信では、第3弾までの紹介だけではなく、第4弾「はたけカカシ -勇名轟く写輪眼の英雄-」も初出公開となった。
まずは、配信では動画で紹介した商品のポイントを、改めて撮りおろし画像を交えた形でおさらいしよう。
実際にお手元に届くものと同様の製品サンプルで、可動や素材を確認。高いクオリティで、皆さん待望の「第七班」の3人がついに勢ぞろい!
ナルトやサスケと同じく、進化した可動域で思い通りのポージングが可能だ。
そして第1弾「S.H.Figuarts うずまきナルト -希望を託された九尾の人柱力-」でも好評だったギャグ顔も!
配信を見逃してしまった方は、魂ネイションズの公式インスタグラムアカウント「Instamashii」からアーカイブを視聴することも可能(英語でのご紹介となります)。Instamashiiでは新アイテムの情報をいち早く公開しているので、是非フォローしておこう。
さて、ここからが配信の詳細レポートとなるので、配信をご覧になっていない方々も是非ご注目いただきたい。
NOSERAIN氏による美麗デジラマビジュアル制作法紹介
配信ではまずNOSERAIN氏の素晴らしいデジラマ(上画像)を背景に、発売されたばかりのナルトとサスケが映し出された。
出演者一同による自己紹介が終わると、最初のコーナーとしてNOSERAIN氏によるデジラマ作品の制作過程について解説が行われた。
ご覧の通り、随所に散りばめられたディテールが、この作品が2015年頃から活動してきた氏の7年に及ぶキャリアの集大成であることを物語っている。
作品で描かれているのは、森の中、ナルトと5体の影分身がサクラと共にサスケに襲い掛かるシーンだ。
NOSERAIN氏は通常、まずコンセプトやアイデアを浮かべてから作品の制作に取り掛かるというが、今回は新商品の大幅に改善された可動域を最大限に魅せることを目的にしたという。そのためにまずアニメを再視聴して各キャラクターのイメージを確認したのち、サスケを中心に、彼と止めようとするナルトとサクラを置くという、『NARUTO-ナルト- 疾風伝』の作中を彷彿させる構図に辿り着いたのだ。
画像には5体のナルトが写っているが、実は制作に使用されたナルトのフィギュアは1体だけ。NOSERAIN氏はポーズや表情を事前に決めた各影分身を個別に撮影し、画像編集ソフトで一枚の画像に統合しているのだ。画像の左側、サスケが後方へ突き飛ばしたナルトの影分身が吹き飛ばされるさまを、伸ばした手足で表現している脱力したポーズのバランスにも氏のセンスを垣間見ることができる。さらにその後ろの影分身には驚きの表情パーツを使っており、こうした細かな演出によって、サスケの冷静さ、そしてナルトの勢い任せな攻めを表現しているのだ。
NOSERAIN氏の作品についてさらに詳しく知りたい方は、是非アーカイブ配信を視聴してほしい。
最新アイテム「はたけカカシ -勇名轟く写輪眼の英雄-」紹介
配信の後半では、シリーズの最新商品「S.H.Figuarts はたけカカシ -勇名轟く写輪眼の英雄-」の商品化発表が主な話題となった。2022年12月発売予定となるこの商品の公式画像もこの配信内で初公開され、同梱となる魅力的な交換表情パーツの数々も確認することができた。
>公開された商品詳細情報はこちら
額当てを上げた状態と下げた状態をうまく組み合わせた表情パーツの数々は、配信視聴者にも好評。筆者的には、やはり“千年殺し”用の表情と手首パーツのセットがイチオシだろうか。シリーズのポイントにもなっているギャグ顔や激しい表情のパーツの追加はとても嬉しいので、今後のラインナップでも是非続けてほしい。
公式画像の公開に続けて、InstamashiiチームはさらにT2プロトタイプと呼ばれる、製品化に向けて可動域の調整を行う試作サンプルを紹介。そしてなんと幸運なことに、筆者はこの塗装前の初期試作品を直接お借りし、読者の皆さんに向けてレポートすることに!
これまでに発売・発表されたシリーズ3体の拡張された可動域は、このフィギュアにもしっかりと受け継がれている。
凄まじく広い動きを可能にする脚と改善された踵のジョイントにより、より自然なポージングが可能となっているほか、ズボン部分と接しているスネ下部の動きもかなり広い。構造はナルトのスネに近いが、それよりもさらに大きく動かせるように感じた。
上半身は試作品であることを考慮し、壊さないよう大きく動かすことはしなかったが、動きはスムーズで、感触としてはナルトやサスケ同様、良好な動きになることが想像できた。また、手首に関してはジョイントの差し込み部分がサスケのものと同じサイズであることから、サスケの千鳥用エフェクトパーツが容易に使用できそうだ。
ナルトと並べるとはっきりと背が高く、第七班全員を揃えたときにかなり映えることだろう。
S.H.Figuarts『NARUTO-ナルト-』シリーズ Q&A
カカシのT2プロトタイプお披露目の後は、InstamashiiチームによるQ&Aが行われた。
主な内容は以下の通りだが、最後には発売スケジュールのチラ見せまで行われる大盤振る舞いぶりだったので、是非目を通してほしい。
Q: 旧作フィギュアのリメイクを行うのでしょうか?
A: 当シリーズでは過去に商品化されたキャラクターとされていないキャラクター、双方をバランスを取ってリリースしていく予定です!
Q: 紹介された新商品の製品化にあたり、最も苦労したことは?
A: 開発チームの談によると、キャラクターたちの持つ「忍者感」を出すことと、可動域をさらに広げることだそうです。
Q: 「暁」のメンバー全員を商品化する予定はありますか?
A: 頂いた質問の中で最も多かったのは、「次のラインナップは誰ですか?」でした。その質問に直接お答えすることはできませんが、「3年後までスケジュールが立っている」ということはお伝えできます。
その期間に商品化が予定されているのは、アニメ初期シリーズから『疾風伝』、そして『BORUTO-ボルト-』までの各作品に登場する、敵味方様々なキャラクターたちです。つまり、可能な限り、あらゆるキャラクターを商品化したいと考えています。
チラ見せされた発売スケジュールには、すでに発表されている2022年発売の新商品も含まれていたが、上部に「SDCC」と「魂ネイション」のロゴがあったことから、これらのイベントで新作の発表が行われるのかもしれない。左側を見ると一般販売とウェブ販売の区分があり、ナルトシリーズでもプレミアムバンダイでの販売がある可能性を示唆しているように思える。
発売スケジュールは2024年半ばまで検討されているそうだが、実際の今後の展開はファンの応援次第とのことだ。
最後に、Instamashiiチームから『NARUTO-ナルト-』シリーズの立ち上げを熱望し、応援してくれたコミュニティに向けて感謝の言葉が贈られた。シリーズをさらに成長させていきたいという言葉も語られた。
この記事をご覧になった皆さんも、商品アンケートやSNS等でぜひ今後の商品展開や購入された商品の感想などのコメントやフィードバックを送ってほしい。そうすることで、ファンが望んでやまないあのキャラクターの商品化も、一歩近づくはずだ。
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ